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日本語学校の生徒達③

俺らは先生に誘導されて教室へむかった。

そして、戸を開けて教室に入ると、


生徒達が俺らを見て・・・


そしてもの凄い勢いで!


「いやぁ~~~~~!!!!!」

「おぉ~~~~~!!!」

黄色い声援!

あたたかく歓迎!


本当にスーパースターにでもなったような気分だ。


さすが日本語を勉強してるだけあって、日本人に興味があるのだろう。


そして、俺らは黒板の前に立った。


生徒の一人が「起立!」

生徒が一斉に立ち上がり、

「よろしくお願いします!」(多分こんな感じ)


おぉ・・・


スペクタクル・・・


こいつら何かギラギラしてるぜ!


ちょーマジだ。

日本語学校の生徒達②

そして翌日の夕方。

俺とNさんとA君の3人で日本語学校に到着!

入口に入ると・・・

何人かの生徒さんがいて、

生徒君「こんにちわ!」

って元気よく挨拶!

俺様も負けじと

「あいあむじゃぱにーずすーぱーすたー!」

ってご挨拶。


生徒君はウルトラスマイルで「奥へどうぞ!」


するーされてすべった(笑)


どうやら生徒の人たちにも俺らが来る話はいってるらしい。


そして奥の個室にへと案内され、しばらくすると昨日の焼肉屋であった先生が登場!

ダンディー先生「ようこそ!」

俺たち「よろしくお願いします!」

って感じで挨拶を交わした。


ここの学校は2年間で卒業らしく、最初の一年は朝から夕方まで。二年目は夕方からの授業らしい。

俺らは二年目の生徒さんのダンディー先生のクラスの授業に参加させてもらえることになった。





日本語学校の生徒達

実は最近カンボジアに行ってきた。

そのときに日本人学校に訪問している。

以前から日本人の方の話で

「すごいよ!」

って聞いてたので何がすごいのか興味があった。




ある日の夜、友人と日本人経営の立ち並ぶ「絆ストリート」だったかな?そこにある焼肉屋にいた。

店員の愛想もよく、安くて旨い!お気に入りの店。

俺らは3人で楽しく焼肉を食ってると・・・


お隣にダンディーな3人組がご来店。

そしてなぜかおいらの友人が知り合いの様子!


「だれっすか?」って俺様。


友人N「日本語学校の先生だよ~」


ナイスなタイミング!

せっかちな俺様は、


俺様「明日授業を見学させてもらえませんか?」


ダンディー「どうぞお待ちしてます!」


さすがです!


話がはやい!


そんなこんなでダンディー達と握手を交わし、明日の夕方からの授業に見学きていいとのことで、快くオッケー!



明日が楽しみだぜ!




カンボジアに住んでる人とか

カンボジアに行くたびにビジネスのリサーチをしている。


飲食関係には、かなり無知の俺。

自分がもともと企んでるビジネスは飲食ではないが、街を歩いてると一番目につくのが飲食店だ。


毎回プノンペンに行くたびに、様々な飲食店がオープンしているが、そのお店の中でも、日本人経営の店も多い。


俺は英語、クメール語が話せないから、とりあえずこの国に来る度に日本人経営のお店に入る。

目的は、大抵の店には日本人向けのフリーペーパーが置いてあるから、それを貰いに行く。


で、そこには解りやすく地図が付いてる。

しかも、地図に様々なお店なども書いてあるから万が一迷子になってもなんとかなる。

非常に使えるアイテムだ!




そして、もう一つの目的として、例えば夜にバーに行くと、日本人が集まってきて色々な話が出来て、しかも面白いやつばっかりで職が違えど価値観が似ていて楽しい!


日本にいる悲壮感のようなものがなく、皆何か夢を持っている。多分(笑)


日本にいる日本人は、金がないと何となく暗いイメージだが、カンボジアに来ると、現地のカンボジア人はもっと金銭的にはきつい筈なのに全くそうゆう悲壮感とかを感じさせず、明るくて前向きに見える。


これは見習わなければいけない!


カンボジアにいる日本人もポジティブな人が多い。

てか、ネガティブな日本人に出会ったことがない。


もちろん人それぞれ違うのだが、老若男女問わず皆が何か目的を持っていて、そして自分の意思があって、ただ話してるだけで俺的にもプラスになることばかり。



日本人の我々が、カンボジアの日本人経営の飲食店に遊びに行くと楽しいかも!



この国に負のオーラはない!



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仕事

プノンペンの街をうろついてると、昼から外でトランプをしてたり、何もしないで外でただ座ってたりしてるのを見かける。

A君に言わすと仕事がない人がいっぱいいるのだそうだ。

日本に比べて就職先が少ないのだろうか・・・


昔のA君のように、田舎から職を求めてプノンペンに来て、100ドル前後のサラリーをもらって生活してる人がいっぱいいるのかもしれない。

それが多いのか少ないのかはわからないが、仕事にありつけない人もいるのは事実だ。





実は俺はこれまでに、このプノンペンでひったくり未遂に2回あっている。

普通にその辺を歩いていたらバイクに乗った若者二人組に、腰に巻いてるウエストバックを盗られそうになった。

結局外せなくて二人組は逃げて行ったが・・・

まー。

とりあえずは刃物や銃を突き付けられなかったから良かったことにしよう。

単純に金が欲しかったのだろう。

金がないから盗む。

当たり前だがよろしくない事だ。







この国の人は良くも悪くも純粋だ。



話していても裏がない。


嘘をついててもわかりやすい。


ドロドロしてないって言うのかな~。




これもまた上手く言えないが・・・



これだけのハングリーな奴ら(真面目な奴限定)と仕事したら、すごい楽しそうじゃない?って思ってきて。


もともとはそのつもりでカンボジアに来ていたわけだが、もしA君のような真面目な人たちに雇用を与えることが出来たなら。

かなり微力な俺だが、ビジネスを通じて何か貢献出来るかも・・・



そんな気持ちが強くなってきたってわけよ。



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人生とは

何なんでしょうか・・・


多分、


いや、絶対、


お兄ちゃんは何も悪くないのにさ。






でも、この家族見てたら、すごい人間のいいところって言うのかな。

我々が忘れかけている何かに気付かされたような気がする。

家族全員が家族を守ろうとしている。

助けようとしている。

言葉ではうまく表現出来ないが、





A君が小さいときに彼のお父さんは亡くなったらしい。


お母さんは、女で一つで大家族(確か子供6人)を養ってきた。

A君をはじめ、お兄ちゃん達はちっちゃい弟君たちの世話をして、できる限りお母さんを助けていた。


日本だったら1人位グレてるよね。


それどころじゃないんだろう。



やがてA君は、働ける年頃になると職を求めて都会に行く。


彼の最初の就職先のサラリーは100ドル前後だったらしい。

この国の電気代、ガソリン代は確か日本と同じくらいだったと思う。

ほんと食ってくだけの生活で、家族を養うのはなかなか厳しいのではないだろうか・・・


そして英語、日本語が話せると、より働き口の選択幅、収入アップのチャンスが出来るから彼らは猛勉強する。

この国の人は英語を話せる人が日本より遥かに多いと思う。理由はそういうことなのかもしれない。

そんなA君は、脱サラして独立して現在の仕事で、当時のサラリーの数倍を稼ぎ出している。


家族の中で一番の稼ぎ頭だ。


だが、彼は弟の学費、家族の医者の金、自分のアパートの諸経費などなどすべてをまかなっていて、恐らく貯金なんて満足に出来ないのだろう。

いや、出来ない筈なのにコツコツ貯金している。


朝から晩まで何も文句を言わず働いている。

自分を犠牲にしてでも家族を守ろうとしているようにしか見えない。



こんなハングリーで真面目な彼がもし日本にいたら・・・


もし、彼が日本で生まれてたら・・・


俺の手の届かないような雲の上の存在だったのでは・・・



こんな奴は日本にいる時の俺の身近では中々お目にかかれないだろう。



・・・・・。


自分で何を書いてるのかよく分かんなくなってきたが。

とにかく、真面目に生きてる彼らが、どうしてこんなに苦労しなければいけないんだろうか。



日本にいたらありえないことばかりだ。






田舎

お兄ちゃんの手術から数週間たった頃、A君からラインで連絡がきた。


A君が田舎で牛を散歩してる画像。


どうやら家族みんなで田舎へ帰ってきたとのことだ。

いろいろな考えが頭の中でぐるぐるしていたが、A君はいつも、今回のことを含めそうとう忙しいかっただろう。

たまにゆっくり休めさ~

ってな感じで返信しといた。



・・・お兄ちゃん。



その数日後も、いつものように電話で他愛のない話をしたりしたけどA君はいつもどおり元気だった。


何か吹っ切れたような感じだ。


お兄ちゃんの事は、かなり気になってたけど・・・


・・・正直、怖くて聞けなかった・・・





・・・更に数日後


A君からラインで連絡がきた。





・・・・。





・・・・・・・・・。






今日・・・お兄ちゃんが・・・・






死んだ。






・・・・。





何か。



よくわからない。




何も考えられない。

頭の中が真っ白になるってこのことか・・・



A君のおにいちゃんが・・・


俺に会った時に、ニコって笑ったイケメンが・・・



死んだ・・・



って・・・






俺・・・・アラフォー・・・


だけど・・・目から・・・



汗が・・・



止まらない・・・











入院

その後、俺は日本に帰国した。

A君からは定期的に連絡が来て、状況を報告してくれた。


病院の部屋の画像とかメールで送ってくれた。

日本人の感覚ではひどいものだ。


詳細は避けておく・・・

日本の病院がどんなに設備が整っていて、清潔で・・・その画像だけでよくわかった。

金があれば、もっと医療技術の優れた国の病院に行けたのかも。

金銭的な問題以外でも行けない理由があるのかもしれない。

かといって、お兄ちゃんの病気は難病だ。

手術しても治らないかもしれない・・・


A君と俺の言葉の壁でよく理解できなかった会話もあったが、そんなようなことを言っていた。




数日後、お兄ちゃんは手術をした。

そして、A君から連絡がきた。


俺「手術どうだった?」


A君「ダメかもしれない・・・」


ダメって・・・



俺「・・・そっか。」




多分この程度の会話だったと思う。

成功したかどうか、治るのかどうか、今の時点ではわからない。


ただ、たまに送ってくるA君の家族の画像を見ると、お兄ちゃんが、明らかにどんどんやせ細ってるのがわかる。


・・・・・。


俺には何もできないのか・・・


くそ・・・

ホテルのロビーにて。

俺は早速エレベーターでグランドフロアーに降りてロビーに行った。


ロビーの椅子でぼけっとしてると、

数分後A君が来た。



A君「・・・おはようございます」

ん~暗い暗い暗い・・・


ちょっと心配。

だけど聞くか。


「どうしたの?」


A君「・・・。」


十数秒の沈黙の後、

すごい切羽詰まった様子で

「お願いします!助けてください!」



俺は真剣な表情のA君にちょっとびっくりしたが、話を聞いた。



A君には、おにいちゃんがいる。

俺が彼の田舎に行った時に会った人だ。そう、俺にニコってしてくれたイケメン兄ちゃんだ。

彼は恐らく足が不自由でまともに歩くことが出来ない。いつからか、どんな病気なのかは俺はわからない。

その後、彼の病気が悪化したらしい。

毎日痛いって言ってるらしい。


A君と家族達は病院に入れたいが、カンボジアにはその病気を診れる医者や病院がない。

そして、手術をする為にはタイかベトナムに行かなくてはいけない。


手術の費用がA君の貯金と家族の貯金を合わしても足りない。

だから、俺に貸して欲しい。

ってことだ。



まず最初に俺は、俺に頼ってくれたことがうれしかった。

正直、金額は現地の人的には稼ぐのは大変な額だ。


俺は貸す気なんてない。

「これ使えさ。」

ほんとに友達だと思ってる奴には金ごときくれてやる。


彼はものすごい感謝して・・・



そして数日後、A君とお兄ちゃん、お母さんは海外へと飛び立った。


プロブレム・・・

カンボジアライフをエンジョイしてるある日。

朝、ホテルでぼけっとしてたら、俺のカンボジア専用携帯が鳴った。


「だれかな?」


画面を確認するとA君。

すぐに電話に出て俺様は元気よく


「おはよう!A君!」

A君は・・・


「あはようございます。」


ん?

何?

声がよく聞こえない。

ってか何か元気ねーぞ・・・


「どーしたの?なんだか元気ねーじゃん!気合い気合い!」


A君「相談があります。」


暗い!

こんなテンション低い彼ははじめてだ。

どうしたんだろう・・・



電話ではイマイチ意志の疎通が出来ないので、これからホテルのロビーで会うことにした。
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